今回は7月4日(土)から放送されているアニメ『天幕のジャードゥーガル』の
「ムハンマド」や主人公「シタラ」などのモデルになった実在の人物はどうなのか、
「アニメ」と「史実」どう違うかわかりやすく比較してみたいと思います!
「ムハンマド」が生きている事はアニメ序盤で既に明かされていますが今後が気になるところ。
史実ではどうだったのか?最後までどうぞお付き合いくださいませ〜。
□ 天幕のジャードゥガル(アニメ)と史実の違いを比較してみた。
まずはアニメ『天幕のジャードゥーガル』での描写と史実の違いってなんでしょうか。
登場人物のモデルや時代背景はどれくらい史実に基づいているのでしょうか?比較してみます。
□ 『天幕のジャードゥーガル』と史実の主な違い
まず先に言いますと『天幕のジャードゥーガル』のストーリーは歴史的な雰囲気や時代背景が
強く反映されています。主要キャラクターや出来事のほとんどはアレンジが入っていて、
個人の動機や細かい出来事や後宮での人間関係などフィクション色が濃いめになっています。
「ムハンマド」のモデルの学者「ナスィールッディーン・トゥースィー」や、
支配者(モンゴルの王族)がモデルになっている場面もあるんですが『天幕のジャードゥーガル』の
ストーリーのために関係性が新しく作られている様です。
13世紀のモンゴル帝国という実在の舞台や歴史の構成をベースにしながら、キャラクターたちの
細やかな心情や事件のきっかけ、そして後宮内の人間関係には胸を打つようなフィクションの
エピソードがモリモリとなっています。
■ 天幕のジャードゥガル(アニメ)あらすじについて
それでは、アニメ『天幕のジャードゥーガル』のあらすじについてご紹介します!
あらすじ:13世紀のモンゴル帝国の世界を舞台とし奴隷として後宮に連れて来られた女の子
「シタラ」が、自身の頭脳と知識を武器に道を切り開いていく成長の物語。
周囲を取り巻くのは学者や権力者で物語は政治的な問題に人々の心が入り混じり展開されます。
さて、はじまりはイラン東部「トゥース」から。
シタラは裕福な学者の家に「奴隷」として引き取られます。
「奴隷」には何も選択肢がないと言う厳しい状況やあたりまえの様に「奴隷を買う」と言った
言葉に、なんとも言えない気持ちになりますね。「人では無く物」・・・同じ人間なのに・・・。
■ 天幕のジャードゥガル(アニメ)シタラの運命は?
さて、最初は母といた地へ戻りたくて逃げ出そうとした「シタラ」ですが
そこで出会った少年「ムハンマド」からこう言われます。
・・・と。その言葉は「シタラ」に希望の光の様な輝きをもたらします。
奴隷の仕事も勉学にも励み皆んなと打ち解けるシタラ。(「奴隷」と言われていますが、
お手伝いさんみたいな感じですね)また、未亡人の奥様はとても優しく見ていてほっこり
する場面も見られます。しかし、モンゴル帝国に街を侵略され街は崩壊。
そして「シタラ」は捕虜となってしまいます。
また、ショックな事は続きます。唯一の残された希望と思っていた「ムハンマド」も
ニーシャープールでモンゴル軍からの襲撃にあっていたんです。
これはニーシャープールから捕虜として捕まった生き残りの人達から
「自分達以外の生き残りはいない」と聞かされたため判明しました。
(作中でムハンマドは生きているとナレーションされるんですが、
シタラは知るよしも無く・・・二人が再会することはありません。)
この様なめまぐるしく変化する状況の中で、絶望的な立場に置かれても身につけた知恵を武器に
生き延びていく「シタラ」。
どの様に知恵を使い、どんな出会いをして成長していくのか。
今後、彼女は過酷な運命をどう乗り越えるんでしょうか。
まだ漫画は完結していないので最後はどうなるかチェックしていきたいと思います!
□「シタラ」のモデルになった「ファーティマ・ハトゥン」について
話は変わって史実上の「ファーティマ・ハトゥン」もモンゴル帝国の捕虜になっているんですね。
持ち前の抜け目のなさと狡猾さで第2代皇帝オゴデイの皇后の一人のドレゲネに取り立てられ、オゴデイの治世の間にドレゲネの側近にまで成り上がった
とあります。(wikiより)
(ちなみこの、「ドレゲネ」さんとは、モンゴル帝国の第2皇帝の奥さんです。夫が死んでから
次が決まるまでの約5年間、国をまとめ上げた人です)
※アニメでも同じ名前のドレゲネと言うキャラクターがいます。
とにかく「ファーティマ・ハトゥン」は国の政治を動かすほどの優れた能力や技術を十分に持ち発
揮させたと言うのは間違いないみたいです。ただ、そこに至るまでの感情とか、
どんな会話があってドレゲネと手を組むことになったのかなど記録にないのでわかっていません。
おそらくアニメも史実も内容が壮絶なんですね・・・。
■ 天幕のジャードゥガル(アニメ)ムハンマドの重要な役割とは
さて、この重要な役割とは「シタラ」に「勉強すれば生きていく上で役に立つ」って決定的な事
を教えた。これです!(私は勉強好きになれませんでしたが・・・)
もし、うまく学者の家から逃げ出せていたら?
もし、ムハンマドに出会っていなかったら?
物事に対して「何が正しいのか?」「どう行動するべきか?」を深く考える事は無かった。
そして、知らないまま、わからないままで生きていくのとでは大きく人生が異なります。
きっと「シタラ」は重要なタイミングで、ムハンマドの言葉を思い出すのではないでしょうか。
もう会えないなんて寂しすぎます。
□「ムハンマド」のモデルとなった史実上の人物は?
それでは『天幕のジャードゥーガル』の「ムハンマド」のモデルとなった、人物については
ついてはどうでしょうか?
「ナスィールッディーン・トゥースィー」は13世紀に活躍した天才学者として実在して
いました。数学や哲学、天文学など様々な学問に精通していてモンゴル帝国の王様に仕えて
いた様です。
また、「ナスィールッディーン・トゥースィー」は心理学や実験的な思考も優秀で
「最初に何が起こるのか物事をわかっていれば人間は怖いと思わない」と言う仮説を基に、
知らされている兵士と知らされていない兵士に対して大音響を鳴らすとどうなるか実験を
したりしていました。
タライを落としてみんなをびっくりさせる→アニメでもエピソードとして使われていましたね!
経歴を見ていくと自身の知性・知識を武器に時代を生き抜いた。と言うその生き様みたいな部分は
アニメと重なるかもしれません。
□史実上「ムハンマド」と「シタラ」は出会っていなかった?
そして史実上では「ムハンマド」と「シタラ」の様に
「ナスィールッディーン・トゥースィー」と「ファーティマ・ハトゥン」は直接的に
関わったことはありません。しかも生きた時代は同じでもモンゴル帝国で「最盛期」を迎えた
場所や時間も違うんです。(えっ違うの?)
なぜなら、「ファーティマ・ハトゥン」はモンゴル帝国中心地にてドレゲネの側近として権力を有し
ていましたが1246年に処刑されていて
「ナスィールッディーン・トゥースィー」は1240年代にイスラム教の過激派、暗殺教団の城に
幽閉(滞在)されていたからです。そしてその後1256年以降に活躍します。
このように史実と作品とでは違いもたくさんありますね。
『天幕のジャードゥーガル』後宮や作品の描写について
さて、
アニメ『天幕のジャードゥーガル』では登場人物が命をかけて残酷な運命に立ち向かいます。
ドラマチックでサスペンス要素も含まれ、きっと観ている人も心をわしづかみにされるかと
思いますが、史実によると舞台となるモンゴル帝国の後宮は他の国で見るような女性が閉じ込め
られている場所のイメージとは違い、財産や領地を持っていて政治的にかなり発言権のある場
だったそうです。
そして「ファーティマ・ハトゥン」は1246年に無惨な処刑に処されますが、そこに行き着く
やりとりなど、細かく確認することが出来ないため、アニメと比べるのも難しい部分ですね。
『天幕のジャードゥーガル』と史実。比べると作品をより楽しめる!
と、いう事ですが
歴史好きな方ならばモンゴル史とガッツリ照らし合わせて作品を観てみても
興味深いかと思います!(いや、言われなくても照らし合わせるのか?)
また、外国の視聴者はモンゴル史やイスラム文化に関する解釈に敏感な場合もあって、
文化表現の違いが注目されることがありますね、
これは海外では作品のテーマや史実との違いが議論されそうです!
これも気になるところ。
さてさて。気になるところは色々あるのですが、今回はここまでとさせていただきます。
ここまで読んでくださってありがとうございます!それではまた!animany50でした。

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