世阿弥と白拍子の関係性は?アニメワールドイズダンシング あらすじ

今回はすでに放送されている「ワールドイズダンシング」のアニメをあらすじを含めご紹介して行

きます。「ワールドイズダンシング」は日本にある伝統芸能の『能』において名を成した

世阿弥(ぜあみ)の少年時代について描かれているフィクション作品です。

ストーリーに登場する注目の「白拍子」についても書いています!

「能」って難しそうですよね・・・でも、

もしも「世阿弥という人物がもしこんな少年だったら」という設定で作られている

アツい成長物語となっていますので『能』に興味がなくても楽しめる作品になっているはず!

なるべくわかりやすくご紹介して行きますので、

少しでも気になる方はぜひ覗いてみてくださいね!

「ワールドイズダンシング」アニメについて、どんな作品なの?

それでは、「ワールドイズダンシング」はどんな話なのか簡単にご説明させていただきます。

『ワールドイズダンシング』の舞台は、約600年前の室町時代です。

主人公は鬼夜叉(おにやしゃ)と言う少年。(後に世阿弥となる少年)

鬼夜叉の父親は観阿弥(かんあみ)と言って、昔からある猿楽(さるがく)を芸能のプロとして仕事

をしていました。(猿楽は鎌倉時代から発展を続け、観阿弥・世阿弥の時代に現在の能・狂言の形

へ成熟していきました)

この主人公が「自分らしさは何だろう」と悩みながらも、厳しい決まり事や立ちはだかる

身分の壁をぶち破って自分だけの踊りを追い求めていくアツい姿が描かれています。

また、今で言うストリートダンスやダンスバトルを思わせるような激しさ、才能が爆発

したカッコいいダンスシーンも見ものです。

このように、能や室町時代の知識がなくても十分に楽しめる作品だと思いますし、

フィクションではありますが、日本文化の奥深さにも自然と触れられるような作品に

なっています。

気になる方は是非、公式サイトもチェックしてみてくださいね〜。

「ワールドイズダンシング」アニメのあらすじは?

さて、どんな内容か?を見て、かなり気になったかと思いますので(決めつけ?)

「ワールドイズダンシング」のあらすじご紹介します!

主人公は鬼夜叉(おにやしゃ)→(のちの世阿弥)

この少年が生まれてきた家では、その時代で一番と言われる猿楽師の父親、観阿弥が

劇団をやっていました。

見ている人たちを魅了する父親の舞(踊り)を近くで見ながら、「人ってなんで踊るの?」

と、ぼんやり悩んでいました。

ある時、下手な踊りながら「舞」に感情が溢れ出ている白拍子の女性の「舞」と出会い、

「とても良い!」と魅了されます。なぜそれが「よい」のか?

今まで出会ったことのない感情・出来事・人と向き合い、やがて「踊る楽しさ」に目覚めます。

子供ながらに圧倒的なダンスのセンスを持っている鬼夜叉(おにやしゃ)は

「本当に人の心を動かす舞とは何だろう」と言う答えを探し続け、伝統という「枠」に

とらわれる事なく新しい身体表現や舞の可能性、「人間が楽しむためのダンス」を追求

していきます。

そして、厳しい父親からの教えやプレッシャー、権力者の将軍・足利義満(あしかがよしみつ)

の前で舞う大舞台やライバルの登場などに対し鬼夜叉(おにやしゃ)が自分の身体・表現を武器に

して中世の新しい芸能を切り開いていくというストーリーです。

私は原作未読で、現在アニメを4話までしか観ていませんが

作風が「逃げ上手の若君」と少し似ている様な気がしました。コミカルな部分もあって楽しい

です!あとは、特に「白拍子」の女性の舞の描写がとてもダイナミックに描かれていて、その時の

感情を揺さぶられる鬼夜叉の表情も「心が動いている」んだな〜ってことがとてもわかりやすく、

表現されていました。いやいや〜自分の身体・表現を武器にする・・・かっこいいですよね!

鬼夜叉に強烈な舞を魅せた「白拍子」とは?ワールドイズダンシングのアニメ1話〜

さてさて、ワールドイズダンシングアニメにて、鬼夜叉へ強烈な舞のインパクトを与えた

「白拍子(しらびょうし)」の女性についても気になりますね。

日々食べるものにも困っており、自分の体を売って生活をしていた彼女でしたが鬼夜叉との

出会いの後にやがて病で亡くなります。

彼女の苦しみがどの様なものであったか、その全てを鬼夜叉が全て知るよしもありませんが、

彼女の亡骸の元で鬼夜叉が心を込めてに踊るシーンも泣いてしまいました。

この悲しい出来事は鬼夜叉を変える大きなきっかけになっています。

しかし、この白拍子の女性が踊る舞の表現がとても良かったです!!

めちゃくちゃ迫力満点でした。一見の価値ありです!

ところで史実において「白拍子」とはどんな人たちだったんでしょう?

史実上で世阿弥と白拍子は何か接点があったのか?

これについては、世阿弥と白拍子の個人的で直接的な人間関係などは特になかった様です。

アニメ「ワールドイズダンシング」では鬼夜叉と一人の白拍子の女性が出会って、それに影響を

受けていますが実際には史実上そのような記録は残っていません。

ただ、歴史や芸能(文化)においては繋がりはあります。

男装の歌や舞をみせる「白拍子」の全盛期は平安末期〜鎌倉時代でした。

そして、世阿弥が生きる時代の室町時代初期で「白拍子」は既に衰退していました。

ですが、「白拍子」の舞から派生した人気の芸能があり、それが曲舞(くせまい)という

ものです。このリズムに合わせて物語を語る芸を猿楽(能)へ取り入れたのが世阿弥の父、

観阿弥だったのです。後に世阿弥もそれを発展させる様な形で「能」へ昇華させたんです。

アニメの様なストーリーは無かったけれども、その時代時代で様々な何かが、

何かに影響を受けて発展してきたんですね!感動です。

世阿弥は何者なんだ?「ワールドイズダンシング」アニメのモデルとは

それでは、「ワールドイズダンシング」のモデルとなった、世阿弥(ぜあみ)の事をご紹介

します。幼いころより父親の元で、伝統芸能『猿楽』に触れていた世阿弥ですが、彼はただの

踊り子ではなく、「自分で踊れて、脚本も書けて、劇団を経営。さらに現代でもビジネス書として読

まれる『風姿花伝』まで残した。完璧なすごい人」。それが世阿弥という人物の正体なんです!

□世阿弥の芸風:「幽玄(抽象)」と「洗練された美しさ」

世阿弥は父親の写実的な表現を引き継ぎつつ、さらに高い芸術性である「幽玄(ゆうげん)」

を追い求めます(全てを説明せずにあえてぼかす事で想像を掻き立てる。さらに奥深く、

言葉で言い尽くせない美しさや感動を与える手法)

・引き算の美しさ:写実的な動きをあえてガマンし、上品で美しいポーズで内に秘めた感情

 を表しました。

・悲しみの美しさ:激しい怒りや悲しみをそのまま出さず、心にしみる「キレイな悲しみ」に

 変えました。

・最強の教科書作り:感覚だけだったノウハウを『風姿花伝(ふうしかでん)』という本にまとめ、

 「初心忘るべからず」などの名言を残しました。

一言でいうと、「引き算の美しさ」、「お父さんのダンスをさらに上品でカッコよく進化させ、

完ぺきな理論書まで作った」ということなんです。

やがて、若き世阿弥は足利義満(あしかがよしみつ)の支援を受けながら芸を磨き、その後、日本

の伝統芸能である「能」を大きく発展させていきます。

「ワールドイズダンシング」のモデル「世阿弥」の父親「観阿弥」は

さて、実際に存在していた歴史上の人物として世阿弥のお父さん、観阿弥(かんあみ)の事にも

触れておきましょう。

□観阿弥(お父さん)が踊っていた猿楽は?

・奈良時代に中国から伝わった「散楽(さんがく)」がルーツの伝統芸能です。

子どもからお年寄りまで誰もが「おもしろい!」と一発で盛り上がれるような、

ポップでわかりやすいエンタメでした。

・観阿弥は猿楽の名手として知られていて、その当時の将軍・足利義満(あしかがよしみつ)

の目に留まり、大きな後ろ盾を得たと伝えられています。

□観阿弥(かんあみ)の芸風

写実性の重視見た目や気持ちを、まるで本物そっくりに演じる物真似(モノマネ

優れていました。

劇的な展開:ハラハラするストーリーや、激しい感情のぶつかり合いを描くことを重視しました。

曲舞など当時流行していた音楽表現を取り入れた:リズム感のある音楽的な楽しさを演劇に加え

ました。

つまり、一言でいうと。「見てすぐ伝わる写実的な大迫力」の「ドラマチックで、音楽的に

もノリが良い、最先端のエンタメを作った」ということなんです。

いや、親子揃って才能がすごいんですけども・・・・。

その結果、観阿弥のパワフルで写実的な演技と、世阿弥が磨き上げた美しく洗練された芸風

合わさることで、「能」は芸術的な完成形を迎えることになります。

ワールドイズダンシング アニメ 原作漫画の概要は?

原作は、三原和人先生による漫画『ワールドイズダンシング』全6巻です。

現在最新作『宙飛ぶバイオリン』を絶賛連載中の三原和人氏が、デビュー連載

『はじめアルゴリズム』完結後の2021年から2022年まで「モーニング」本誌にて連載

既に完結しているのですが、発行部数は発表されておらず、「物語はこれからやで〜!」って

ところで終わったそうで、「途中で完結した印象があり、ファンの間ではもっと続きが読み

たかった」という声も多く見られます。

無いかなとは思いますが鬼夜叉の『ワールドイズダンシング』から、

世阿弥の『ワールドイズダンシング』として漫画が新連載されたら面白そうですが・・・。

無いか・・・。

逆に、完結してるってことは「早く続きが見たくてたまらない」方にとっては好都合ですね。

漫画で最後まで読んでしまう。なんてそれもひとつの楽しみ方だと思います〜。

ワールドイズダンシングはなぜ今アニメ化されたんでしょう?

さて、これは私の勝手な考えになりますが、近年は『平家物語』や『チ。―地球の運動について―』

など、歴史や文化を題材にしたアニメが国内でも海外でも高く評価されていますよね。

また、アニメでは無いですが最近で言うと映画「国宝」もめちゃくちゃヒットしたのは皆さんの

記憶に新しいのでは無いでしょうか?

日本の美しい伝統文化を日本人である私たちも、海外の人たちも今とても注目すべき流れが

あるように感じます。

その中で今、『ワールドイズダンシング』がアニメというコンテンツで世に出されるタイミング

だったのかもれませんね。

ところで、最後になりますが世阿弥が残した『風姿花伝』には、「初心忘るべからず」など、

現代でも広く知られる考え方が記されていますね。簡単に言うと「昔のダメだった自分」や

「その時々に苦労した経験」があるからこそ、人はずっと成長し続けられる。

「若い頃だけでなく、その時々の未熟さや経験を忘れないで〜」という感じですね。

ほんと、それ。いくつになっても大事です・・・。

私も、自分のカッコ悪い過去や、その時々の経験を忘れずに頑張ります。

(なんかいっぱいヘマしてるので・・・笑)

と、いう事でここまで読んでくださってありがとうございました!

もし、他にも歴史が関係しているアニメなど

興味がありましたら「逃げ上手の若君」や「天幕のジャードゥガル」についても書いてますので

ぜひ読んでみてください!animany50でした!

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