天は赤い河のほとり・黒太子マッティワザとは?アニメと史実比較!

さて今回は、天は赤い河のほとり(空は赤い河のほとり)で、カイルたちの最大の壁・強敵として

立ちはだかるマッティワザ(血の黒太子)についてご紹介します!(ネタバレありです

なんと史実ではカイルの父親(シュッピルリウマ1世)に助けられ、ヒッタイトの婿養子になるこ

とで王座を取り戻したという、逆の『シンデレラ・ストーリー(?)』を持っています

篠原先生は、この『敵国の力を借りて這い上がった』という史実のハングリー精神を、

漫画において『手段を選ばない冷酷な強さ』へと見事にアレンジしている所が最高ですよね!

と、いうことで歴史に記録された、リアルなマッティワザ(歴史名:シャッティワザ)の驚きの

エピソードをご紹介、さらに「天は赤い河のほとり」アニメ版マッティワザの声優である鳥海浩輔

さんについてもご紹介します!どうぞお付き合いください!

史実①マッティワザは国を追われ逃亡するしかなかった

さて「天は赤い河のほとり」のストーリーでヒッタイトを大いに脅かす最強の敵として描かれた

マッティワザ(歴史名:シャッティワザ)は「血の黒太子」の名にふさわしい圧倒的なカリスマ性

を放っていますが、

実は史実における彼の人生は、原作とは真逆の「身内でのどろどろした争いに巻き込まれて苦労し

た人」だったと言うことをご存知でしょうか?

ミタンニ王国のトゥシュラッタ王(マッティワザの父親)は、王位を奪おうとする親族のシュッタ

ルナ3世の裏切りに合い、マッティワザの兄弟(または別の親族)に暗殺されてしまいます。

王位を奪った親族のシュッタルナ3は、正統な後継者であるマッティワザの命も狙います

そんなマッティワザは全てを失って、国を逃げるしかありませんでした。

まず、いきなり国を追われちゃうんですね・・・「王国あるある」なんですかね・・・。

醜い王位争いに巻き込まれて逃げるイメージはなかったので意外です!

史実②まさかの「宿敵・ヒッタイト」に命を救われるマッティワザ

さらに、行き場を失ったマッティワザがすがる思いで逃げ込んだ先は、なんと長年の宿敵であった

ヒッタイト帝国でした。

しかし当時のヒッタイトの王(カイルの父・シュッピルリウマ1世)は、(とても利用価値がある

と?)彼を殺すどころか大歓迎

そればかりか、自分の娘をマッティワザに嫁がせ、ヒッタイトの「娘婿」として保護したんです。

一方、「天は赤い河のほとり」ではライバルとして描かれていますが、史実ではマッティワザとカ

イルは「義理の兄弟」という、非常に近しい親戚関係だったんです!あらまあ!

史実③ヒッタイトの軍勢を借りて、見事に王座へ復讐したマッティワザ

そして、現代に残る粘土板『シャッティワザ条約』には、彼がヒッタイト軍(カイルの兄:ザナン

ザらが指揮している軍隊)の全面バックアップを受けて故国ミタンニへ攻め込み、自分を追い出し

た裏切り者たちを倒して王座を取り返した歴史が刻まれています。

加えて、この条約(粘土板)に誓いの証人として刻まれているのがミタンニの神々だけでは無くて

インドのヒンドゥー教の神々の名前も刻まれている事から、ミタンニの支配階級がインドやヨーロ

ッパ系なのではないか?という歴史上で大きな謎が残されています。

これは原作の「天は赤い河のほとり」で、ミタンニが「どこか異国情緒ある不気味な強国」という

演出に繋がっています。

このように史実では「宿敵に頭を下げて国を取り戻した泥臭い王子だったマッティワザ。

篠原千絵先生は、この泥をすすってでも生き残るハングリー精神」という史実の要素をベースに

しながら、漫画では「手段を選ばない冷酷無比な最強の壁へと見事に昇華させています。

このように、歴史の裏話を知った上で改めて『天は赤い河のほとり』を観てみると、マッティワザ

というキャラクターの深みがさらに増して、より一層物語が面白くなるに違いありません!

天は赤い河のほとり・マッティワザのエピソードについて

さて、リアルなマッティワザ(歴史名:シャッティワザ)の事を知った上で、今後アニメで観れる

であろう印象的なエピソードについてご紹介させていただきます!

この、冷酷非道な侵略者「血の黒太子」と恐れられているマッティワザが人間の愛を取り戻すまで

のドラマチックで印象的なエピソード。それは[ミタンニ王国が滅亡した時の大勝負]

[マッティワザの心の救済が描かれた結末]です。

「天は赤い河のほとり」でマッティワザは、ただの悪役としてではなく愛に飢えていたが愛によ

って救われた人」として描かれているので漫画ファンの間でも非常に人気の高いキャラクターとな

っています。史実とはまたイメージが違いますが、「天は赤い河のほとり」の中でも特に魅力的な

キャラクターになっているんですね〜。

天は赤い河のほとり・マッティワザ、ユーリを拉致・カイルを挑発!!

さて、ヒッタイト国の敵、ミタンニ王国トゥシュラッタ王は国境にあるキッズワトナという街を

落とせば敵対するヒッタイト侵略のきっかけが掴めると命じ、マッティワザが夜襲を計画します。

一方で、呪いの薬を盛られたザナンザは理性を失い、ユーリをさらってキッズワトナの街へ

亡命やがて夜襲によってキッズワトナは火の海となります。その後ユーリはザナンザを置いて

助けを呼びカイル皇子も参戦。激しい戦いとなりヒッタイト軍が退却しようとしたその際、

マッティワザはカイル皇子の弱点がユーリだとわかっていてユーリをさらってしまいます

さらにユーリをいたぶり、カイルの心を揺さぶるための道具として利用します。

また、ユーリを自分のめかけにしようと迫った際、助けに駆けつけたカイルの前でユーリの首に刃

を突きつけます。勝つために手段を選ばず、敵をいたぶって愉しむ「血の黒太子という冷徹なキ

ャラから恐怖を感じますね。

しかし、ヒロインは強い!マッティワザにとらわれるユーリなのですが、どんな人でも分け隔てな

く捕虜や貧しい人たちへ手厚い看護や救済を行います。やがて敵味方問わず民衆から「イシュタル

の化身」と慕われるようになります。

天は赤い河のほとり・黒幕にはいつもあの人たちが裏にいますよ。

ところで、度々ユーリを狙っていろいろな罠を仕掛けてくるヒッタイトの皇妃ナキア&ウルヒコン

ビが実は黒幕でした。ミタンニ王国の最高権力者であるトゥシュラッタ王へ、ヒッタイトの国

境にあるキッズワトナという街を夜襲するように仕向けたのはこの人たちです。

ナキアは自分の息子を次の皇帝にするべく、カイル皇子やザナンザ皇子・ユーリもまとめて始末

したかったからです。ヒッタイト軍の情報を敵国のミタンニ王国へ流して「攻めどき」を教え夜襲

へと仕向けました。また、マッティワザの側室であるナディアナキアの実の妹です。

姉妹で密に連絡を取り合い、裏で糸を引いていたんです。

ザナンザに呪いの薬を盛ったのも・・・おわかりですね?

天は赤い河のほとり・マッティワザの悲しい過去

さて、冷酷非情な暴君として恐れられるマッティワザですが、その心の奥底には「最愛の姉を救え

なかった」という、あまりにも深く切ない孤独と絶望が隠されていました

マッティワザには、かつて心から慕っていた姉・タトゥーキアがいました。しかし、彼女はミタン

ニの国益と権力闘争のため、政治の道具としてエジプトへと輿入れすることになります。

大国の思惑に翻弄された姉は、やがてエジプトの正妃「ネフェルティティ」となり、権力欲に溺

れ、かつての優しかった面影を失って別人のように変貌してしまいました。

マッティワザにとって最大の絶望は、姉が過酷な運命に呑まれていく姿を、ただ見ていることしか

できなかった自身の無力さです。

国家の壁と時代の波に阻まれ、最も守りたかった愛する姉の心を救い出すことができなかった。

この強烈な挫折感が、彼のその後の生き方に暗い影を落としました。

さらに側室は28人もいましたが、誰一人として心を通わせず、正妃の座は空席のままでした。

愛憎と執着を抱えたまま戦い続けていたんです。

・・・こう見てみるとものすごく寂しいキャラクターですね。

どんな顔してアニメを観ればいいんでしょう?

天は赤い河のほとり・ミタンニ崩壊から和解の道を選ぶマッティワザ

それでは、続いてのエピソードですがヒッタイトの最凶の敵であるマッティワザ、実は物語が

進むと最高の味方へと変貌を遂げます!

それはミタンニ王国がカイル率いるヒッタイト軍の猛攻により、崩壊寸前へと追い詰められた時の

から始まります。ユーリを人質に取って必死に退却するマッティワザですが、背後から敵の

急襲を受け絶体絶命のピンチに陥ります。ですがその時、彼を救ったのは第一側室ナディア

でした。ナディアが身を挺してマッティワザをかばい、命がけで盾となり彼を守り抜きます。

今までずっと誰も信じられず「血の黒太子」と恐れられたマッティワザが、ユーリの気高さや、

ナディアの無償の愛に触れ、ついに改心します。

自身の過ちに気づいたマッティワザはカイルと講和を結び、一度はナディアと共に国を去ります。

そして姉・黒幕ナキア皇妃の陰謀の手先だった妹ナディアが、最後に「マッティワザへの純愛」

を選び、彼の頑なな心を溶かすシーンは涙いちゃうかもです!

天は赤い河のほとり・新ミタンニ王国の国王となるマッティワザ

さて物語はここで終わりません。カイルと和解したマッティワザは、強力なバックアップを受け、
彼は「新ミタンニ王国」の初代国王として大復活を遂げま!さらに、かつての宿敵カイルの良き
理解者となり、ヒッタイトのピンチには軍を率いて駆けつける頼もしい戦友になります。

また、国王となったマッティワザはナディアを正妃(王妃)に迎え、2人の間にはのちの王太子
「マットゥアラ」が誕生!絆は息子にも受け継がれ、カイルとユーリの結婚式には父の名代として
マットゥアラが出席します。このように国境を越え家族ぐるみの絆は次世代へと引き継がれまし
残酷な暴君から、誰よりも頼れる男へと成長したマッティワザ

彼とナディアの愛の結末、そしてカイルとの友情はかなり胸アツですね!

アニメ版ではどの様に(どこまで?)描かれるんでしょうか。楽しみです。

 アニメで魅せる!鳥海浩輔さんの低音ボイスがもたらす「圧倒的強敵感」

ところで、マッティワザ役を演じたのは人気声優の鳥海浩輔(とりうみこうすけ)さんです。

鳥海さんといえば、数々の作品で色気のある美男子や、内に熱いものを秘めたキャラクターを演じ

てこられました。

そんな鳥海さんが表現するマッティワザには、アニメ版ならではの強烈な魅力が詰まっているに違

いない!マッティワザの初登場時、カイルやユーリを容赦なく追い詰めるシーンでは、鳥海さんの

低く冷徹なトーンの演技が冴え渡ることと思います。

ただ怖いだけでなく、どこか気品と退廃的な色気を漂わせる声は、「血の黒太子」という異名を

持つマッティワザにこれ以上ない説得力を与えてくれます。

最初はユーリを単なる「生贄」や「人質」として冷酷に扱っていたマッティワザ。

しかし、彼女の瞳に宿る芯の強さに触れ、次第に一人の女性として、そして「戦いの女神(イシュ

タル)」として認め、敬意を抱くようになっていきます。

物語が進むにつれて、頑なだった彼の声にほんの少しずつ「人間味」や「哀愁」が混じっていく

絶妙な変化を声優さんの熱演が光るアニメ版だからこそ耳で堪能できる最大の見どころになるので

はないでしょうか!他の声優さん情報は別記事:天は赤い河のほとりにて確認いただけますのでよ

かったらチェックしてみてください!公式ページでもご確認いただけます。

しかしながら、今、鬼滅好きの私はどうしても「玉壺」のイメージしかできない笑 すみません。

ただの悪役では終わらない、誇り高き「黒太子」マッティワザの生き様に注目しましょう

ここまで『天は赤い河のほとり』に登場するマッティワザ(血の黒太子)について、作中の名エピ

ソードや驚きの史実、そしてアニメ版で注目したいポイントをご紹介しました。

初登場時はその冷酷無比な暴虐ぶりで漫画読者を恐怖に陥れたマッティワザ。しかし、その残虐さ

の裏には「最愛の姉を救えなかった」という深い孤独と絶望があったからでした。

しかし、主人公・ユーリとの出会いによって、彼はただの「破壊者」から、自らの足で立つ

「誇り高き王」へと大きく成長を遂げていきます。

  • 作中での圧倒的な強敵としてのカリスマ性
  • 史実の「泥臭く這い上がった苦労人」という意外な背景
  • アニメ版で鳥海浩輔さんが魅せる、冷徹さと色気のハイブリッドボイス

これらすべての要素が絡み合うことで、マッティワザは少女漫画史に残る屈指の「愛すべきダーク

ヒーロー」として、なお多くのファンの心を掴んで離さないでしょう!

ぜひ、彼の切なくも力強い生き様がアニメでどう描かれるのか?ぜひその目で確かめてみてくださ

い!さらに同じ「天は赤い河のほとり」敵キャラの「ナキアとウルヒ」の記事も別記事ございま

す。他にも、強いといえば復讐に燃える強い女性が主人公の「天幕のジャードゥガル」も面白い作

品です!興味がある方はぜひチェックしてみてください!

ここまで読んでくださってありがとうございました!animany50でした〜。

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