天は赤い河のほとり・ラムセスのモデル1世と2世の違いとは?

今回は「天は赤い河のほとり」(空は赤い河のほとり)に出てくる、ラムセスをご紹介します!

(ネタバレありです)

ラムセスはカイル皇子の恋敵となるキャラクターで、非常に人気キャラです。

この作中の「ラムセス」のモデルとなった実在の人物(ラムセス1世)や、関連するラムセス2世と

の関係など違いを見ながらラムセスの魅力に迫ります!

そして、テレビで放送されている「天は赤い河のほとり」のアニメがもっと楽しく観れるようにな

れば幸いです〜ぜひお付き合いください!

天河・ラムセスのモデルは実在したラムセス1世(初代ファラオ)

さて、「天は赤い河のほとり」で圧倒的な異彩を放つ『ラムセス』の活躍も大きな見どころの一つで

す。結論からお伝えすると、『天は赤い河のほとり』ラムセスのモデルとなった人物はエジプトに実

在の人物で、ヒッタイト帝国の皇子カイルと激しい戦いを繰り広げる彼のモデルは、古代エジプト

の新王国時代に第19王朝の初代ファラオとなった「ラムセス1世」です。

もともと、ラムセス1世(パ・ラメセス)は下エジプトの軍人出身で優秀な将軍となりその後は宰

相(さいしょう)になります。(現代の日本風で言うと内閣総理大臣の様な人です)

注:〜な雰囲気くらいのイメージで思ってくださいね。

第18王朝最後の後継者(ホルエムヘブ)は息子がいなかったため、ラムセス1世が指名を受けてフ

ァラオとして即位しました。

もともと実力者で偉い立場の人だったんですね〜。

なぜ高齢のラムセス1世が王位を継ぐことになったのか

ところで史実上のモデルであるラムセス1世ですがなぜ王位を継ぐことになったのでしょう。

ホルエムヘブ王とラムセス1世はもともと軍人時代からの知り合いで戦いを共にしてきました。

そして信頼できる右腕の人がラムセス1世だったんです。そしてラムセスにはその時すでに息

子のセティや、孫のラムセス2世がいました。ツタンカーメンが10代の若さで亡くなってから後継

者争いなどで大変だった経験を経て、「もういい加減に王位継承争いなどの混乱はまっぴらだ」

思われたのかもしれません。

自分の右腕、信頼している実力者のラムセス1世に引き継ぐことにするんです。

でも、言うても物事には順序ってもんがあるし、おじいちゃんやけどラムセス1世さんにお願いし

ます〜って感じなのでしょうか?

ラムセスには健康な息子も孫もいて、以降も王位を安心して継ぐことができますしね〜。

やがてラムセス1世も息子(セティ1世)へスムーズに王位を引き継ぎ、

エジプト最盛期を築くことになる孫のラムセス2世へと繋がります。

しかし、おじいちゃんラムセスとは、「天は赤い河のほとり」のラムセスは若いイケメンなのでイメ

ージが湧きませんね・・・。

ラムセス2世は何やら結構すごい人だった!!

さて、次はモデルのラムセス1世の息子、セティからラムセス2世へと王位が引き継がれてからの

話も少し触れておきましょう。ラムセス2世(ラムセス大王)はその時代からするとめちゃくちゃ長

生きです。何と90歳近くまで生きて役66年間もの間、エジプトの秩序を保ちながら支配・管理

ていました。(ちなみにその当時の平均寿命は30〜40歳だそうです!!)ラムセスおじいちゃんが

開拓した土台をしっかり引き継ぎ、見事にエジプト新王国最盛期を築きあげたんですね〜!

そ、そして何と!多くの王妃や側室との間に100人を超える子供をもうけて、次世代の王室の血

筋を完璧に安定させました。すごくないですか?!(それにしても多いな・・・・)

でもそれはそれで『王位は誰が継ぐんだ問題』とか大変にならないんですかね・・・。

世界で一番古い国際平和条約を結んだラムセス2世

また、ラムセス2世が政治を始めてから5年目でカディシュの戦いにおいて宿敵だったヒッタイトと

激突した際はラムセス2世自身も戦いの場にいました。

このカディシュの戦いでヒッタイト側のスパイに騙され、ラムセス2世の部隊が孤立してしま

った際にヒッタイトの戦車軍から奇襲にあいピンチに陥ります。兵士が次々に逃げ出す中少数の

親衛隊と一緒に取り残されていたラムセス2世はアメン神(アメン・ラー)に助けを求め戦車に乗

り、少数の側近とともにヒッタイト軍へ突撃したと、エジプト側の記録には描かれています。

自ら弓を使い敵を倒していく圧倒的な姿に兵士も感化され再び戦列を

立て直すことができたんです。戦いは勝敗が決まらずに終わったんですが、ラムセス2世の勇姿っぷ

りはエジプトの各地にある神殿に壁画にレリーフとして残されています。

この戦いから約15年後の紀元前1258〜1259年ごろ、ラムセス2世はヒッタイト王ハットゥシリ3

世との間に和平条約を結び、両国は友好関係を築いていきました。カディシュの戦いから約15年後

のことだそうです。

なお「カディシュの戦い」は史実モデルとしてアレンジされ「天は赤い河のほとり」でも大きな

クライマックスの場面となっています。

『天は赤い河のほとり』のラムセスの魅力はどんなところ?

ところで、篠原千絵先生による少女漫画『天は赤い河のほとり』で、史実上の人物をモデルにし

たエジプトの将軍、ラムセスの魅力とは?どんなところなのでしょう。

ラムセスはヒッタイト帝国の皇子カイルと激しい戦いを繰り広げつつ、作中で圧倒的な異彩を放つ

キャラクターです。私が感じる彼の最大の魅力は、自らの地位を切り開こうとする泥臭い野心と、

ユーリを包み込む大人の包容力です。

また、軍事の才能もありますが、強さをひけらかすような感じではありませんユーリへの一途な

想いから無理に心を奪うようなこともしませんでした。そして左右の瞳の色が違うオッドアイも魅

力のひとつ(ビジュ!!)さらに、カイルのように正当な後継者として王位に付くのではなく泥臭

い野心を持ち、己の実力で頂点へと上り詰めてきた英雄でもあります。

「天は赤い河のほとり」ラムセスの注目したいエピソードとは

さて、実在したモデルのラムセスやラムセス2世が同じような言動をしていたのかはわかりません

が、ここからは「天河」ラムセスの注目すべきエピソードを見ていきましょう!

●ナキアやウルヒの陰謀により記憶を無くし、ユーリがラムセスに拾われるエピソード。

怯えるユーリに無理強いする事なくただの女性として無条件でに愛し、優しく包み込み、ユーリを

全肯定します。

ユーリを迎えに来たカイルにラムセスはユーリの手を離そうものならいつでも奪い取ってやると

いう挑発をしてプレッシャーを与えますが、ユーリを誰よりも大切に思っているからこそ。ラムセ

スらしいですね。

●ユーリを賭けてカイルと一騎打ちするエピソード。カイルとラムセスは敵対しながらも

互いの実力を認め合う、宿敵ともいうべき存在になります。そして最後は自分の幸せよりもユーリ

の幸せを願い自ら身をひく選択をします。男らしくて、潔くて素敵ですね!!

天河・カイルVSラムセス ファン視点で比較してみると?

つぎに「天は赤い河のほとり」の中で恋敵の二人、ファンの方の視点で比較してみました。

比較軸

正統派の気高かさ:カイル

野心と包容力溢れる:ラムセス

最大の魅力

責任感が強くて一途にユーリを愛し抜く誠実さを持つところ。

泥臭い野心や圧倒的なユーリを優しく包み込むところ。

ユーリへの愛し方

守るべき「王妃」として愛し、対等に肩を並べる。

傷ついたユーリを優しく包む逃げ場として愛する。

推しポイント

苦しみ悩みながらも国と愛を両立させる美しさ。

強引に見えても、最後は相手を想い引き下がる潔い美学。

カイルは運命共同体としての愛、ユーリの自立心を重んじ対等なパートナーとして寄り添う姿が印

象的です。

一方で、将来のファラオを見据えるラムセスは、自分の野心にユーリを巻き込むような強烈な情熱

で揺さぶりをかけてきます。ですが最後はユーリの幸せを願い身をひくところがまた切ないです。

そんな風に二人のイケメンに愛されるユーリも、とんでもない魅力を持っているからこそなのでし

ょう。それ考えると、いきなりタイムスリップしちゃった割に色々とすごくないですか?

そう、ユーリもすごかった・・・・。気がつきました私!笑

天河・ラムセスが出てくる印象的な他のエピソード

さらに『天は赤い河のほとり』の中で他にも印象的な「エジプト編」のエピソードがありますので

ご紹介していきますね!

◯エジプト編では、ユーリが天候や地形からナイル川の氾濫を予測し、その自然現象を利用して敵

を降伏へ追い込む場面も描かれます。この「ナイル川の氾濫」を使うことで「ほぼ無血で勝利に導

く」カリスマ的な姿に皆が圧倒されます。もちろんラムセスも魅了され「ただの可愛い娘」などと

思わなくなります。

◯エジプトで権力者の「ネフェルティティ」と「ナキア」の陰謀によってユーリが命を狙わ

れラムセスに助けられるのですが、連れられて行ったエジプトにて誰の企みだったのか、ユーリは

気がつきます。この陰謀に対すべく敵対していたカイルとラムセスが手を組む事に。それぞれの

国の実力者が互いに敵味方、関係なく力を合わせて戦う姿は胸アツですね!

天は赤い河のほとりのラムセスは良い男である!

さて、少女漫画の枠を超えたたくましさと、ユーリへ向けるまっすぐな情熱に心を掴まれたファン

は多いのではないでしょうか?カイルとはまた異なる力強い格好良さ、人間味が強く漂っていま

。そして物語の緊張感を一気に引き高めてくれる存在だと思います。

史実モデル・ラムセス1世は王族出身ではなく軍人として出世し、宰相を務めた後、第19王朝の初

代ファラオとなった人物ですし、篠原千絵先生の描く「天は赤い河のほとり」でも、この叩き上げ

ならではの力強さが存分に表現されていると思います。

そして、古代エジプトとヒッタイト帝国の国家的な緊張関係を知ると、『天は赤い河のほと

り』という物語の奥深さが一気に際立ちますよね!なぜなら単なる恋愛劇にとどまらない壮大な歴

史の情勢が、作品の大きな骨格となっているからです。アニメは現在まだまだ物語の序盤かと思い

ます、今後の展開がとても楽しみですね!

ということでネタバレでご紹介してまいりましたがラムセスの魅力や史実とのギャップを楽しんで

いただけたら嬉しいです!ここまで読んでくださってありがとうございます!

また、天は赤い河のほとりの「ナキア&ウルヒ」や、「血の黒太子マッティワザの記事も合わせて

お読みいただけると更に楽しめると思います、是非チェックしてみてください〜。

animany50でした〜!

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