シタラ・ドレゲネのモデルと比較!「天幕のジャードゥガル」アニメ

今回は人気漫画『天幕のジャードゥガル』に登場するシタラドレゲネのモデルについて史実での

背景と漫画との違いをわかりやすく整理し、アニメをもっと楽しめるようにご紹介していきます!

登場人物のモデルや当時のモンゴル帝国の仕組み、女性の立場などなど。簡単に知って作品をもっ

と深く楽しみたい人にぴったりの記事となっています!でぜひ最後までお付き合いください!

主人公「シタラ」のモデルは歴史に実在した大物!?

アニメ『天幕のジャードゥガル』の主人公であるシタラには、史実上ちゃんとモデルになった女性

がいて、歴史書では「ファーティマ・ハトゥン」という名前で記録されています。ハトゥンとは、

当時の言葉で「貴婦人(身位の高い女性)」という意味でなんだそう。

『天幕のジャードゥガル』ストーリーと同じように、彼女はイランの街で暮らしていましたが、

モンゴル軍の戦いに巻き込まれて捕虜となってしまいます。

そのうえ、遠く離れたモンゴルの中心地へと連れていかれました。

アニメ『天幕のジャードゥガル』で捕虜にされた人以外は処刑されていますが、史実上でも

捕虜になる人と、処刑される人がいるという残酷な事実がありました。

アニメの作画は可愛いですが、やはり血が流れるシーンは目を伏せたくなってしまいます

ね・・・。

史実のリアルが生かされる「捕虜」と「処刑」のハッキリした違い

さて、先ほどお伝えした様に、アニメの中で「捕虜にされた人以外は処刑された」という恐い

描写がありましたが、モデルとなったシタラの背景も同じです。処刑される人とされない人の違い

ってなんなのでしょう?まず、モンゴル軍は、町を攻め落としたときに次の基準で命の選択をして

いました。

文字の読み書きや計算、外国語ができる学者や役人、武器や道具を作れる職人など特別な技術や知

識を持っていた人は捕虜。特別な技術を持たない、一般的な大人の男たちは処刑されてしまいま

す。

なぜなら初代皇帝チンギス・ハンは国をもっと発展させるために、知識を持つエリートは価値が

あるという考えだったからです。

さらに、将モンゴルに逆らう危険(戦力)があるかどうかが判断基準になっていため、

既に奴隷だった捕虜の女性や子供は生かされ、後から復讐(反乱)をしてくる可能性が高いと思わ

れるリーダーや兵士その国の王族、貴族、兵士、大人の男性たち)は、容赦なく処刑されたんで

す。

また、モンゴル軍は「逆らったら全員処刑するが、すぐに降伏すれば命を保証する」というルール

を徹底していました。それでも抵抗してモンゴル軍に被害を出させた町は、一般人であってもほと

んどが処刑されてしまいます。

つまり当時のモンゴル帝国は身分よりも実力を重視する国だった。・・・だからシタラのように

「最高の知恵」を持った捕虜は、奴隷の立場からでも国のトップへ登りつめることができたんです

ね!命を守るために知識はとても重要だったんですね。

(私はやっぱり勉強が好きくないですが)

アニメ『天幕のジャードゥガル』シタラと史実上の違いは?

ところで、アニメ『天幕のジャードゥガル』のシタラ は学者の一家でたくさんの本を読み、

「知恵」を武器に生き抜いていく賢い少女です。

しかし、史実上でモデルの彼女がどれくらい勉強していたのか?詳しいことはあまり記されていま

ん。シタラ(ファーティマ)の故郷である「当時のイランが学問の最先端だった」というのは史

実上、本当の話ではあるのですがファーティマ個人の子供時代の勉強内容までは詳しく記録に残っ

いないんです・・・。

この『天幕のジャードゥガル』はもしもシタラ(ファーティマ)が、当時最先端だったイスラム

世界の学問を身につけていたら?」という、原作者のトマトスープ先生の素晴らしいアイデアから

生まれたのが、実在するファーティマをモデルに作られた漫画(アニメ)のシタラなんですね〜。

タイトルの「天幕」や「ジャードゥガル」ってどういう意味?

まず、天幕とは簡単に言うと「テントです!遊牧民であるモンゴル人は家畜の

エサになる草や水などを求めて移動をしながらの生活だったため、組み立て式の住居として

テントが発展したものが天幕です。私たちがイメージする、バーベキューする時とかのペランペラ

ン笑のテントとは違って、頑丈だけれども短時間で組み立てられる、しっかり住居として使えるも

です。

そして、ジャードゥガル(Jādugar)とは、シタラの故郷であるイラン(ペルシア語)の言葉で

「魔法使い」や「魔術師」「魔女」という意味です。

私のイメージ的には「魔女」ってあんまり良くない印象です。昔は「魔女狩り」がなんたら

とかそう言う話がありましたよね?国の政治に魔女が・・・って聞くとなんだかそんな感じがしま

す。(全くの個人的意見です)

なんでシタラが「魔女」(ジャードゥガル)と呼ばれるの?

なぜなら、当時圧倒的な武力を誇ったモンゴル軍は文字の読み書きや、星の動きを見て未来を予

測する天文学、お腹が痛い人に薬を調合する医学といった、イスラム世界の高度な「科学や知識

にはまだ追いついていなかったからです。彼らにとってシタラの持つ知恵はまるで、

未知の「魔法」の様感じられたんですね〜。

また、普通の住居ではなく大きな天幕(「オルド」と呼ばれる宮殿テント)の中で、その知恵を使

って男たちの政治を動かしていくシタラの姿が、のちに「国を揺るがす恐れ多い魔女」として恐れ

られるようになる――。これは史実モデル、シタラの結末にもつながる本作のカッコいい伏線

なっているんじゃないかと思っています!

シタラの故郷「イラン」は当時、世界最先端の街だった!

さて、モデルとなったシタラファーティマ)が生きていた時代のイスラム世界(イランなど)

は、天文学、医学、数学などが世界で一番進んでいました。都市にあった大図書館には、世界中か

ら集められた本が何万冊も保管されており、まさに世界の知性の中心でした。

一方、モンゴル帝国は戦いには世界一強かったのですが、広大な国を管理するための税金を計算し

たり、外交文書を書いて他国とやり取りしたりする行政の技術や知識がまだ足りていませんでし

た。だからこそ、世界最先端の知識を持ったシタラは捕虜という最底辺の立場からでも、実力を買

われて大出世することができたんですね。

『天幕のジャードゥガル』と史実でドレゲネの違いはあるの?

ところで、モデルとされるドレゲネはもともと、メルキト族の長であるダイル・ウスンの奥さん

(またはナイマン族出身でメルキト族に嫁いだ)でした。

しかし、その部族がモンゴル帝国を建てた「チンギス・ハン」に滅ぼされてしまいます

その後、チンギス・ハンの息子(2代 目皇帝になるオゴデイ)の奥さん(第六夫人)になります。

一方、『天幕のジャードゥガル』のドレゲネはシタラと同じように、心の中に帝国への複雑な思い

や恨みを秘めた、どこか人間味のあるキャラクターとして描かれていますが、史実上モデルとされ

てるドレゲネは夫のオゴデイが亡くなったあと、次の皇帝が決まるまでの間、代わりに国を支配す

る「摂政(せっしょう)となります。

まさに、世界最強の帝国のトップに立った、もの凄くパワフルで恐れられた政治家だったんです!

さらに捕虜出身のシタラ(ファーティマ)は、この最高権力者となったドレゲネにめちゃめちゃ気

に入られ、彼女の「右腕」として宮廷の政治で大活躍します。私は見た目も魅力的なイメージを受

けてました(見た目も大事ですよね)アニメのキャラクターが可愛いですしね〜。

実はすごかった!当時の「モンゴル帝国」と女性の立場

さて史実上、当時のモンゴルの男たちは、戦争のために何ヶ月も、何年も遠くの国へ出かけていま

した

その間、広い土地やたくさんの家畜、そして部族のキャンプ(天幕)を守り、経済を回していたの

は残された女性たちで、経済や生活の全権を握っていたため、女性の地位や発言権は他国に比べて

圧倒的に高かったんです!

そのため、皇帝の皇后(ハトゥン)たちは発言権がとても強く、政治にも口を出すことができまし

た。ドレゲネが国のトップになれたのも、当時のモンゴルに「しっかりした女性に国を任せる」と

いう文化の土台があったからこそです。

女性でも国の経済や政治にしっかり関われるのは良いことですね!

史実とアニメ『天幕のジャードゥガル』を比べたら更に面白くなる!

さて、『天幕のジャードゥガル』は、「歴史上のリアルな女性たちの強さ」をベースにしたアニメで

す。シタラが身につけた「知恵」が、どうやって国を動かしていくのか

ドレゲネとシタラが、男たちの政治の中でどうやって手を組んでいくのか

モデルとなった歴史の背景を知っておくと、「あ、あのシーンのセリフはこういう意味だったん

だ!」と、アニメの細かい演出に気づけるようになります。

知性を武器に世界と戦う彼女たちの活躍を、ぜひアニメを観ながら最後まで応援しましょう!

気になる方は公式サイトもチェックしてみてくださいね。

私もアニメを観ながら楽しんでいきたいと思います〜。

別記事ではシタラと「ムハンマド」(ナスィールッディーン・トゥースィー)についても書いていま

すのでぜひチェックしてみてください!

それではここまで読んでくださってありがとうございます。

animany50でした!

 

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